『え〜なぁEIWA EXPO2024』の作り方をこっそりと公開
2022年、2023年と過去2回開催されたHANAZONO EXPOが、今年は開催されないと発表されたのは3月のこと。2025年の大阪万博開催に向けて機運を盛り上げる目的で、今回も東大阪プロジェクトで参加して、一緒に盛り上げようと年間計画を組んでいましたので、肩透かしの思いがあったのは否めません。
普通の団体なら「開催されないものは仕方ない」で、おしまいかもしれませんが、今の東大阪プロジェクトは違います!
ないなら、代わりに「自分たちでEXPOをやろう!」
何もないところから、今回のえ~なぁEIWA EXPOはスタートしたのです。
この表は、東大阪プロジェクトの運営委員会で、共有された年間の活動計画です。
かねてから私たちが歯痒く思っていたのは「医療が必要な患者や家族の多くが訪問診療という制度を知らない」ことです。患者と医療・介護福祉従事者の距離が遠く、情報は通じず、元気なときに市民と医師がつながらない状況を打破したいと考えた私たち。
2025年2月2日には、一般市民の皆さまも参加できる「日本死の臨床研究会近畿支部大会」の開催が決まっており、人生の最期について職業や立場を越えてともに学べる機会を設けようとしています。
そんな1つのゴールである「死の臨床研究会」に、300名参加いただく姿を1つのゴールとして、そこに向かうさまざまなイベント、仕掛けが記されています。
この2024年度のタイムライン(行動計画)は、COJ代表理事・荒川隆太朗さんとともに決定したものです。
10月26日には「河内永和EXPO」の仮の日付、名前が登場しています。河内永和は、かわべクリニックの最寄り駅であり、JRおおさか東線と近鉄奈良線が通る東大阪市内では交差点のようなv場所。
この駅前広場を使った、手作りによる1日だけのEXPOの開催企画が浮上したのは、4月でした。
初めての試みだったので、広場の使用許可を得るところからはじまって、わからないことだらけだったのはもちろんです。でも、準備のことはこの記事では触れません。
当日の思いは、東大阪プロジェクトブログで紹介していますので、ぜひご覧ください。
準備にかかる6か月は、思っていた以上にあっという間でしたが、本当にたくさんの皆さまに支えていただき、おかげさまで大盛況のうちに幕を閉じることができました。
ご参加いただいた皆さま、そして支えてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。
そして、参加者の皆さまの笑顔だけでなく、スタッフ全員もまた笑顔で満ち溢れていたことが、何よりも嬉しく、感動的でした。
今回の「え〜なぁEIWA EXPO」では、医療・介護・福祉職に限らず、さまざまな職種の方が地域の輪に加わり、連携する姿が垣間見えたように感じています。
私たち東大阪プロジェクトの運営メンバーは、上で紹介したように、さまざまな戦術を立てています。このときに大切にしたいのは、戦術の下り坂の部分、つまり節目のあとの「お休み」や「お祝い」です。
「一つの山登りが終わったあとに、休息し、振り返り、トレーニングをしたり、次の山を登り計画を立てるために立ち止まったりすることが必要。そして何より、うまくいってもいかなくても、小さな山を登ったらお祝いをすること。ここに時間をかけないキャンペーンは、人という資源を燃え尽きさせてしまいます。」(出典:「コミュニティーオーガナイジング」|著・鎌田華乃子)
こんな想いから、今回のEXPOにおいて、各リーダーを務めた方々にポジティブな振り返りと他の仲間へのねぎらいの一言を添えて、エッセイをリレー形式で書いていただきました。
いのちの授業を担当した、おーちゃんこと、大石さん。
>>出会いといのちの温もりを感じて 大石美幸さん
みたっちゃんには、入棺体験ブースを担当していただきました。
>>仏の導きに寄り添うひととき 神舘広昭さん
縁起でもない話のリーダーは、なおちゃんです。今回は、思わぬ相乗効果があったようで…
>>青空の下、笑顔で語り合う縁起でもない話 山本直美さん
お経が聞こえる不思議な環境のもと「スーパーボールすくい」を担当した、さんちゃん。
>>生と死が隣り合う不思議なブース体験 三宝伸一郎さん
ぼうちゃんは、カプセル釣りで多くの子どもたちの接客をしてくれました。
>>壁を越え、地域と共に生きる 坊下太喜さん
高齢者疑似体験ブースで率先して広告塔になってくれたOAさんこと、大江さん
>>みんなで未来を動かす、え〜なぁ EIWA EXPO! 大江秀一さん
東大阪プロジェクトの要として、プロジェクト全体を盛り上げたあやかさん
>>え〜なぁEIWA EXPO! みんなで作った笑顔の一日 川邉綾香さん
当日に参加してくれた方はもちろん、次回はもっと関わりたいな…と思っている方には、ぜひ読んでほしいです。
1記事ずつサラッと読めますよ。
戦略的ゴールの「死の臨床研究会」まで、あと3か月です。
9月に予定していた「Playful Party」は、講師の都合により、12月に開催時期をずらすこととなりました。こんな臨機応変さも大事です。
計画を立てて行動し、行動の結果を評価し、さらに計画を立てて行動。つまり「行動しながら戦略を練る」ことが、成長の秘訣かと考えています。
EXPOも、半年前は影も形もなかったのに、現実のものとなりました。
私たちがもっと多くの人とつながり、「出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える」
この未来を見据えて、これからも活動していきたいと思います。
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