2024年の抱負 本年もよろしくお願い申し上げます!
昨年は、大阪府が人生会議(アドバンスケア・プランニング)に力を入れており、参集形式での講演が可能となったこともあり、数多くの講演をさせていただきました。
ご参加いただいた皆さまが「良い話を聞けてよかった」と感想をもつだけで終わるのではなく、人生会議が実践できるようなお話にしてきたつもりです。
そんな中、新年早々に予想だにしない出来事が日本を襲いました。
令和6年、能登半島地震。
三が日をのんびりとおひとりで、もしくは家族とご一緒に過ごされていたかたも多かったかと思います。
そんなありふれた日常に降りかかった天災。
まず被災され亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
人生は予測不可能であり、いつ何が起こるか分からない不確かなものです。
そうした中で、「大切な人に自分の思いを伝える」こと、改めて、人生会議(ACP)の重要性を感じ、人生会議を言葉だけで終わらせず、しっかりと実践していただけるように導いていかねばならないと痛感しました。
今年一年
「病気になったから」
「人生の最終段階に差し掛かったから」
「将来が不安だから」
ではなく、いま、この瞬間を大切にして生きることを意識していただけるように、そして、大切なひとに自分の思いを伝えてもらえるように、講演を続けていきます。
開業して9回目の新年を迎えました。
昨年は「看護倫理綱領」をもとに看護職としての目標を立てました。
かわべクリニックが大切にしている「患者さまを主語にしたケア」というベクトルが整えられた一年であったと感じています。
昨年の抱負は以下の記事に掲載しています。
今年は以下の5つをもとに、より良い医療を提供できるよう精進してまいります。
1. 患者さんを主語とした信頼関係の構築と主体的なケア提供が看護師の重要な役割である。
2. 在宅看護では個別性を重視し、患者さんの家族構成や関係を考慮して穏やかな最期までの看護を提供する。
3. 「聴く力」を活かして信頼構築に励み、患者さんの苦しみを理解し解決に向けて努める。
4. 患者さんには情報や意思決定の権利があり、看護師は柔軟に対応し、患者さんの希望を理解することが求められる。
5. ICT(ひかりワンチーム)を活用し、患者さんのケア方針を関係者と共有して医療・介護のワンチーム化を促進する。
クリニックの考え方を多職種(ケアメンバー)と共有することで、「患者さんを主語にしたケア」というベクトルが揃い、患者さんのケアにより一層繋がっていきます。
同じ志を持つ仲間たちと協力し、日々を楽しく、仕事に打ち込むことができるような環境を築いていくことが、私の目指す方向です。
患者さんの心の健康と「豊かに生ききる」を第一に考え、共に成長し合える場として、クリニックチーム全体が一丸となって努力しています。
これからもより良い医療サービスを提供し、患者さんとの信頼関係を深めていけるよう、精進してまいります。
本年もお力添えの程、よろしくお願い致します。
【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます
>ぜひご参加ください<<
【第16回大阪がん連携医療カンファレンス】
主催:中外製薬株式会社 後援:大阪がん連携医療カンファレンス
ハイブリッド開催・参加費無料
がん連携医療研修会のご案内です
ご興味をお持ちの方は、是非ご登録ください!
【申込フォーム】
https://bit.ly/3vgZpm0
※現地参加・WEB視聴を問わずご登録をお願いします。(無料)
【大阪がん連携医療カンファレンス】
日時:令和6年2月9日(金)18:30~20:00
会場:大阪新阪急ホテル2階「花の間」
大阪市北区芝田1-1-35(電話:06-6372-5101)
話題提供:がん診療地域連携パスの架け橋
【特別講演①】
1. なぜACPが進まないのか?〜「自分らしく生ききる」を支える方法を考える〜
演者 若草第一病院 看護部長 山本 直美 先生
2. 在宅緩和ケア医から病院がん治療医へ〜在宅医をうまく使う方法を教えます〜
演者 かわべクリニック 院長 川邉 正和 先生
【特別講演②】
日本のがんゲノム医療は十分に普及したのか?その現状と課題
演者 近畿大学医学部 内科学教室 腫瘍内科部門/ゲノム医療センター
医学部講師 高濱 隆幸 先生
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