地域連携緩和ケア講演会を開催しました
毎年、開催している東大阪プロジェクト発の「地域連携緩和ケア講習会」を今年もオンラインで盛大に開催できました。
講師の皆様、ご参加いただいた皆様、共催・協力という形でご協力いただいた日本臓器製薬様とアルフレッサ様に厚くお礼を申し上げます。
全国各地から、医師・歯科医師15名、看護師146名、薬剤師22名、介護支援専門員12名、介護士9名、社会福祉士18名をはじめ、総勢263名のご参加をいただきました。
今回の講演をお願いする方をどなたにしようか、どんなお話をしていただこうか。
その際に、一番重要視したのは「実践されている方」を選びたいということでした。ふと私の頭の中に浮かんだ方が、今回のおふたりの組み合わせです。
普段から、かわべクリニックの患者さんの支援でも連携させていただいている方たちで、リアルに顔の見える関係が構築できています。
事前の打ち合わせでは、蔵先生が「急性期病院の緩和ケアでは様々なドラマがあります。その方、ご家族の希望を叶えるためには、地域全体で緩和ケアチームを構築できたらいいなって思ってるんです」と話されていました。西さんも示し合わせたかのように「自分に残された時間は短いと知ったら、あなたは“どこで” “誰と” “どんな風に” 過ごしたいですか? そんな患者さんやご家族の想いを、病院スタッフと共につなぐMSWの奮闘をお伝えしたいです」と返されました。
その言葉を、そのままチラシに採用させてもらいメッセージとして掲載しました。
第2部の座長を、日頃からアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の普及活動に尽力されている若草第一病院緩和ケア認定看護師 山本直美さんにお願いしました。講演者として、「患者さん、家族さんの思いを聞かずに「無理」と決めつけてしまいがちではないか、患者さんの健康や幸せな生活を守ることが使命であるはずの私たちがバリア・障壁となっていないか」を川邉綾香さんが問いかけるといった構成に決まりました。
まずは第1部、蔵先生と西先生の講演です。
私の感想としては、事前にお話しされていたおふたりの想いがふたりだけの中に留まらず、“その人らしさを支える”病院のスタッフの皆さんに広がっていると感じられ、同じ地域を担当する診療所の立場として、とても安心できました。
講演の内容は、以下より動画をご覧いただけると幸いです。
▼後編の動画はこちら
アンケート結果では、5段階評価で9割の方が4以上の高い評価をつけてくださっています。いつにも増して高い評価となりました。
皆さまから第1部に対して寄せていただいた感想の一部を紹介します。
(※記事の最後では感想の全文を紹介しています)
続いての第2部では、私自身も我々、医療介護者が作るバリア(障壁)について見つめ直す機会となりました。第一歩を踏み出すためには「なぜなぜと自分に問うことが大切」(綾香さんの講演より)。
以前の研修会で問いかけられた課題に対するひとつの解答になるかもしれません。「明日から」などと言わず、今日、今から、患者さん、家族さんのためにも自分に問いかけていきます。
こちらも詳細は、ぜひ以下の動画をご覧ください。
第2部のアンケート結果も続けてご紹介します。
第2部も高評価をいただきました。
以下は、いただいた感想の一部です。
次のような建設的な意見も頂戴しています。
「地域連携でバリア(障壁)となっていると感じること」という問いかけにもたくさんのご意見をいただきました。
これらのご意見をヒントにバリアをいかに壊していくかを考えていきます!
<研修会の感想(全て)>
【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます
>ぜひご参加ください<<
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アドバンスケアプランニング研修会のご案内です
ご興味をお持ちの方は、是非ご登録ください!
(先着90名となっています、お早めに!)
【申し込み】
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普段はあえて口に出さない「縁起でもない話」を語り合おう!という趣旨の会。
お気軽に申し込みください!
話題提供:
ビリーブメントカンファレンスへの取り組み
公益財団法人豊郷病院 血液浄化センター
透析看護認定看護師 鉾立 優作さん
後半は、話題提供を受けての語り合いの時間。
5名程度のグループとなり、自由に縁起でもない話をしていただけます。
日時:令和5年8月24日(木) 19時30分から21時
場所:オンライン(Zoom)
定員:90名程度
参加費:無料
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