「縁起でもない話をしよう会・第22回東大阪プロジェクト」を開催しました
「縁起でもない話をしよう会」とは、医療や福祉に関わる方々と地元の人々が参加する、鹿児島・妙行寺発の地域交流イベントです。
普段はあえて口には出さない「縁起でもない話」を語り合おう!みんなで!という趣旨で、これからの人生をいかに生ききるかを考える、きっかけ作りの一つです。
東大阪プロジェクトでは、交流の場を提供する活動のひとつとして、「縁起でもない話をしよう会」を開催しています。
今回は、「基本のACP(アドバンスケア・プランニング)」と題し、縁起でもない話をしながら、いろいろな人の思い、価値観を知り、職種を超えたつながりを持てることを願っての開催でした。
年末の忙しい時期にも関わらず、総勢61名もの皆様にご参加いただきました。
本当にありがとうございます。
病院の医師から
・胃ろうについての提案
・今後の療養先について相談
がありました。
さて、あなたに患者さんのご家族から相談がありました。
あなたならどうしますか?
ここから先は配布資料をもとに動画をご覧ください。
後半は、話題提供を受け、4名での語り合う時間です。
ひとつ目のお題(ブレイクアウト1)は、
1. 自己紹介(名前・職業)
2. 今、あなたが人生で大切にしていることは?
3. それはなぜ?
こちらを15分、自由に語り合っていただきます。
ふたつ目のお題(ブレイクアウト2)は、
1. もしもの時、あなたはどこまでの医療ケアを望みますか?
2. それはなぜですか?
尚、もしもの時とは、これ以上治療が望めないときです。
もしもの時の年齢によっても違いますが、各々が自由に語り合っていただきます。
語った内容はその場だけで、もちろんのこと、外に出ることはありません。
テーマに沿って考えることで、自分が大切にしているもの、こと、ひとなどが自然と整理され、「縁起でもない話」が出来たのではないでしょうか。
会の終了後、参加者のみなさまから感想をいただきましたので、いくつかご紹介させていただきます。
・ACPを再確認できました。
また、ブレイクアウト2のセッションでは、個々いろんな考えがあることに支援の難しさを感じました。
・縁起でもないことをおおっぴらに話せて大満足です。
小グループでご一緒させて頂いた方がベストセレクトでした。
胸に溜まっていたモヤモヤが溶けていくのがわかり嬉しかったです。
・いろいろな方の考えを聞けて良かったです。
もしもの時、自分ならどうしたいかと考えましたが、家族にとっての自分の存在意義も考えてどうするかを考えていらっしゃる方の意見を聞いて、そういった視点もあるのだと気づきました。
・みなさんのお話を伺い、発言する機会を持ったことで、漠然とした考えから具体的な考えに変化しました。
些細なことですか、自分で考え、整理しながら生きることで、大切な人と繋がり、”最期の時を自分らしく”に繋げることができると感じました。
精一杯生ききるためのケアについて考えてみます。
また、ACPにおける困りごとも多数寄せられました。
・ACPをする事で精神的に不安になられたらどうしよう、と考えて問いかけるのに勇気がいる。
・救急隊の活動が大きくかかわっているのに消防が組織として参画しているところが少ない。
・キャッチした本人の思いや価値観の共有方法が難しいです。
・支援者側の認識が低く、ひとりで熱くなっているのかもと感じる。
利用者が話したいと思った時に私の受け入れは出来ているのかと不安になる。
今後、縁起でもない話で取り上げて欲しいテーマも続々と寄せられています。
応援のメッセージも届いています。
つなぐというよりも自然と顔の見えるような関係が築き、
お互いに気軽に相談できる 『誰もが主役の街』を目指し、
東大阪プロジェクトはこれからも講演会・研修会を定期的に開催していきます。
ぜひご参加ください。
【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます
【お知らせ・縁起でもない話をしよう会・第23回(参加費無料)】
研修会のご案内です
ご興味をお持ちの方は、是非ご登録ください!
【申し込み】
https://88auto.biz/higashiosaka/registp/entryform23.htm
話題提供:食の意志決定を考える
講師:管理栄養士 安田和代 先生
後半は、話題提供を受けての語り合いの時間。
5名程度のグループとなり、自由に縁起でもない話をしていただけます。
日時:令和5年1月26日(土)19:00~20:30
定員:50名程度
対象:どなたさまでも(地域制限はありません)
参加費:無料
★チャンネル登録お願いします★
東大阪プロジェクトでは、医療介護従事者だけでなく地域包括ケアシステムに関わる皆様に役に立つ情報提供を行っています。
「チャンネル登録」していただければ幸いです。
⇒東大阪プロジェクト 公式チャンネル
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