第22回ELC東大阪学習会(オンライン)を開催しました。
東大阪プロジェクトでは、定期的に研修会を開催しています。
この研修会の特徴は「職種を問わず誰でも参加ができること」。
研修会には3つの軸があります。
・エンドオブライフ・ケア研修会(ELC学習会)
・縁起でもない話をしよう会(アドバンス・ケア・プランニング研修会)
・いのちの授業
エンドオブライフ・ケア研修会では、様々な職種の方とご一緒することで、自然と顔の見える関係が築けるように、グループワークを大切にしています。
第22回ELC東大阪学習会も、第21回に引き続き、社会医療法人若弘会若草第一病院 緩和ケア認定看護師 山本直美さん(ELC認定ファシリテーター)に講師を務めていただきました。
テーマは、多職種で行うエンドオブライフ・ケア研修~問いかけ~
参加者は24名。オンライン開催のため、全国各地から参加いただくことができました。
講師である山本直美さんは、急性期病院において終末期医療に関わる中で、症状・苦痛の緩和についての知識を深めるため、2011年に緩和ケア認定看護師の資格を得られました。
身体的な痛みなどの症状が取れても、精神的・社会的な苦しみ、スピリチュアルペインは解決が難しく、患者さまの「その人らしさ」を大切にしたケアを大切にされています。
前回(第21回)の様子は、下記動画をご覧ください。
今回(第22回)も多職種連携での対応から1対1の対応まで、誰にでもできる具体的な対人援助法を、事例やロールプレイを通じて学びました。
アンケート結果からも、ロールプレイで得られる学びの多さを感じています。
学習会終了後、以下のようなコメントをいただきました。
・どんな入り方で問いかけていくのか、とても疑問だったので勉強になりました。
支えを強める、という言葉がしっくりきました。
でも、もっと練習しないと、と感じたのでまた参加したいです。
・普段の会話で沈黙、反復せず自分の言いたいこと、聞きたいことを言ってしまっています。
日々の会話を普通にしていますが、沈黙や反復しながら、会話を考えてすることの難しさを感じました。
意識していかないといけませんね。
・前回と今回の二回の講義を通して、傾聴と反復、そして沈黙の繰り返し‥ それが本当に心が沈んで辛くなること、そして、その重苦しさを「問いかけ」が “上に引き上げてくれる命綱” のように、ふっと心を軽くしてくれものだな、と問いかけの大切さを実感できたことは大きな学びでした。
今まで、相手の気持ちに寄り添うと無意識的にこうした会話をしてきたことに気付きましたが、それを細分化し言語化し、見える化してみると、きちんと意識的に技法として使える事がわかり、より良いケアに繋がると思いました。
豊かな学びのひと時を感謝いたします。ありがとうございました。
また、下記のような建設的なご意見もいただけました。
・今回の参加者の一人は、最後の振り返りでロールプレイ未経験者だとわかり、問いかけから未経験者が入ると大変だと感じました。
申し込み時に「ロールプレイ経験の有無」もあると助かります。
そして、応援メッセージもいただいています。
・前回と今回で初めて参加させていただきましたが、オープンな雰囲気で馴染みやすかったです。
講義もわかりやすくパワーポイントも見やすくて、ロールプレイも多くて学びが入りやすかったです。
・福村先生が参加されてなかったのが、今回は少し寂しかったです。
ご参加いただいた方、協力してくれたスタッフ、みなさま本当にありがとうございます。
明日からの実践につながるリアルな研修となるよう、今後も工夫を重ね、より充実した学習会の開催を目指してまいります。
今後も、多くの方のご参加をお待ちしています。
東大阪プロジェクト
出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングをみんなで~
今後も研修会を定期的に行ってまいります。
ぜひ、ご参加ください。
【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます
>>今週ご紹介する動画<<
【講演会】人生会議 つないだ物語 「最期は病院で迎えたい」
2022年4月23日 地域連携×緩和ケア講演会
演者:山本直美
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