「がん疼痛×緩和ケアセミナーin中四国」で講演をしました。
昨年9月に「痛み×緩和ケア」(主催:ファイザー株式会社)で講演した「がん患者のトータルケア」をご視聴いただいた中四国の担当者さまから、講演の機会をいただき、令和4年9月10日(土)にオンラインにて、「がん疼痛×緩和ケアセミナーin中四国」で講演しました。
ファイザー(株)さまのご協力のもと、医師を中心に200名を超えるお申し込みをいただき、本当にありがとうございます。
座長は、高知大学医学部麻酔科学・集中治療医学講座教授 河野 崇 先生が務められました。
【講演1:疼痛ケア】
緩和ケアでは、「がん疼痛へのアプローチ~オピオイドを上手く使いこなすために~」と題して、島根大学医学部麻酔科学講座教授 齋藤洋司 先生がご講演されました。
【講演2:緩和ケア】
緩和ケアでは、「がん患者のトータルケア~援助的コミュニケーションについて~」と題して、かわべクリニック看護師 川邉綾香が講演を行いました。
終末期がん患者さまの8割以上に「がんによる疼痛」があります。
痛みが緩和されないと、食事がとれない、眠れない、などといった身体症状があらわれ、日常生活動作に支障が生じます。
オピオイド鎮痛薬を上手に使って、解決できることは解決する!
「徹底した症状マネジメント」が大切です。
しかし、病状の進行に伴い、人生の最終段階を迎え、死に直面せざるを得ない状況になった患者さまから、「何のために生きているのかわからない」という『心の痛み』を訴えられた時、あなたならどうしますか?
がん患者さまの『心の痛み』をトータルケアできるように、具体的な症例を通して明日から活かせる内容になっています。
是非、動画(ノーカット)でご覧ください。
これらは、いつもお伝えしている事ですが、非常に大切なことです。
今日のこの話を聞いて、劇的に何かが変わるわけではありません。ひとつのきっかけにしか過ぎません。
ただ、自分に問い、考え、実践し続ける事が大切だと信じています。
研修会終了後に、参加者のみなさまからいただきました多数のアンケートをいただきました。
いただいたご意見の一部をご紹介させていただきます。
私個人的にも、「主語が患者様」「患者様の心の声を聞く大切さ」「良かれと思ってやったことが、逆に患者様を気付けることになる行為」等々、相手が患者様に関わらず、今後のコミュニケーションをとる場面で生かすことが出来る非常に有意義なご講演でした。
本当に有難うございました。
私の想い
動画に登場する“茂さん”から、
『いろいろと苦労はあるけれど、自分が幸せになるために、何を努力して、我慢しないといけないか。
自分がどうなりたいかは、自分自身が考えることだから。』
と言われ、気付かされました。
あなたが生まれてきた訳はなんですか?
なぜ、今その仕事をしていますか?
誰のためですか?
必ず理由があると思います。
その意味を自分に問いながら、苦しみを喜びや穏やかさに変えるケアとなれば良いと思いませんか?
それが私たち医療者の使命だと考えます。
東大阪プロジェクト
出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングをみんなで~
今後も研修会を定期的に行ってまいります。
ぜひ、ご参加ください。
【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます
【医療デザインサミット2022 BEYOND BORDERS−医療デザインで境界を超える−】
講演会のご案内です(有料)。
https://mdc-japan.org/design-summit2022/
今回のサミットは、「医療デザイン」およびセンターの活動を、社会に対して広く認知し、医療デザインの実践者たちの未来への推進力になることを願って企画されています。
私たちの活動が全国各地で奮闘されている医療従事者、介護従事者、そして人々の勇気とヒントになることを意図して、集い、発信します。
●11月19日(土)12:20-13:10
プレゼンテーション 地域医療デザイン
「地域連携新感覚の味わい」
プレゼンター
・社会医療法人同仁会アートディレクター 室野愛子さん
・医療法人綾正会かわべクリニック 川邉綾香、川邉正和
モデレーター
・日本医療デザインセンター理事 村口正樹さん
【お申し込み】
https://medical-design-summit-2022.peatix.com/
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