2022年の抱負 本年もよろしくお願い申し上げます!
謹んで新年のお喜びを申し上げます
昨年もwithコロナを求められ、私たちの生活に新しい価値を見つけ順応する1年だったのではないでしょうか?
まず、私個人としては、昨年に続きオンライン研修を通して、全国各地のさまざまな方々との出会いがありました。
その中でも特に、「〇〇ケア×緩和ケア講演会」では200名〜700名を超える参加者にオンラインを通じて集まっていただくくことができました。
この講演会で私が大切にしていたこと、それは開業以来6年4カ月間、かわべクリニックが行ってきたことを言語化することです。
何のための、誰のためのケアなのか?
約800名の患者さまと出会い、「穏やかなエンディング」について考えてみました。
私は、穏やかなエンディングとは、豊かに生き切ることだと考えています。
私の役割は、人生の最終段階にある方が『豊かに生き切る』ために、支え、手を差し伸べることです。
そのために私が行っていることの一つが、選択肢(面)を広げることです。
療養場所、心が落ち着く環境・条件、尊厳など、選ぶことのできる自由を提供することで、「面」的な広がりは大きくなります。
しかし、この選択肢は、その人が希望するものでなければ意味がありません。
つまり、主語を患者さま・ご家族さまにすることが求められます。
そこで、私が行っていることのもう一つが、「聴く」ということ。
『聴く力』を持って、信頼関係を構築することです。
患者さま・ご家族さまの話を丁寧に聴くことにより、現状をしっかりとアセスメントでき、今後のプランを一緒に考えられ、患者さま・ご家族さまから相談したいと思ってもらえる、安心感のあるや委ねられる存在となります。
「面」を広げるだけでなく、この信頼関係の「深さ」が重要で、「面」と「深さ」を掛け合わせた「立体」の大きさが豊さだと私は考えます。
この立体が大きくなることで、豊さが大きくなります。
その結果、患者さまは精一杯生きる、思ったように生きる、希望した場所で、希望した形のケアを受けて、など、その人が大切にしている希望が叶えられてはじめて、やり切った、生き切ったと思えるのだと考えます。
私たちと早く出会えれば、幸せがより早く訪れる。
知ることで世界は変わります。
緩和ケアは痛みをとるだけじゃない、苦しいだけじゃない、つらいだけじゃない。
そして、看取りという別れは悲しいけれど、悲しみのあとから喜びに変わる、ご家族さまにとって満足感・達成感のある別れがあります。
それが「豊かに生ききること」ではないかと考えています。
これらを問い続けることで、人生の最終段階にいる方を支えたいと思っている援助者が、困難に押し潰されることなく、そこから逃げることなく、それを「糧」とすることができるように、そのような講演会となるように意識していました。
また昨年は、この東大阪プロジェクトが参加者にとってのよりどころとなるように、常にブラッシュアップをし続けた一年だったように思います。
集合研修ができない寂しさを埋め、いつでもどこでも参加できるメリットを活かし、今までにない研修会と価値のある講演会を継続する。
東大阪プロジェクトは、それが可能なチームなのだと気付かされました。
仲間を増やし、全国各地で、それぞれが苦しむ人への光となりますように、活動を広げていけたらと思っています。
本年もお力添えの程、よろしくお願い致します。
【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます
>>今週ご紹介する動画<<
【アナムネ聴取は初めが肝心!】
私たちは初回訪問を何よりも大切にしています。
その日のうちに信頼関係の構築できる方法をご紹介させていただきます。
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