「多職種連携研修会全体会」で事例報告を行いました
こんにちは。看護師の川邉綾香です。
私たちは東大阪プロジェクト「出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える~穏やかなエンディングを」の一環として、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)や緩和ケアに関する講演を行っています。
今回は、東大阪市在宅医療・介護推進事業が主催する「第8回多職種連携研修会全体会(オンライン)」にて事例報告をさせていただきました。
参加者は、医師18名、歯科医師9名、薬剤師14名、看護師20名、保健師22名、介護支援専門員64名、社会福祉士21名、東大阪市4名などの総勢209名でした。
テーマは「コロナ禍における多職種連携」。
はじめに各領域からの現状報告。
どの職種も新型コロナ感染症に対して創意工夫を行い、不安を抱えながらも患者さまと真摯に接していることが伝わりました。
次に、「新型コロナウイルス感染症の余波〜病院?在宅?自由に選ぶことのできない看取り場所〜」と題し、事例報告をさせていただきました。
この続きは動画でご覧ください!
伝えたかったのは「やってやれないことはない」ということ。
これは、私の大好きなドラマ『半沢直樹』で登場した言葉からの引用です。
私たちが関わる人生の最終段階の苦しみに対して、解決ができることがあれば解決しなければなりません。
たとえば、痛みなどの症状は緩和させることが重要です。
症状緩和が不十分だと、穏やかには過ごせません。
しかし、どれだけ解決を目指してもできないこともあります。
それはまだ生きていたい、死にたくないといったスピリチュアルな苦しみです。
そのような苦しみを前に、無力さを感じることがあるかもしれません。
逃げたくなるかもしれません。
でも私たちに、やってやれないことはないのです。
チーム一丸となって、苦しむ人への支えになることはできるのです。
ひとりで抱え込まずに、顔の見える関係を築き、支え合う “多職種連携”を、今後も行なっていきます。
後半はテーマをもとに地域包括単位でのグループワークを行いました。
パネルディスカッション、事例報告の感想、困っていることを生の声として情報共有し合えました。
“多職種連携”を実現させるためには、このような研修会で顔の見える関係性を築き、地域で関わることが必要です。
これは、クリニックだけではなし得ることではありません。
今回は、介護支援専門員の多忙さ、悩みが特に印象に残りました。
職種間で情報量の差があっては、良い連携はできません。
ICTを用いた情報の共有をもっともっと充実させねばなりません。
まずは、相手の話を聴き、私たちにできることを考えていきます。
東大阪プロジェクト
出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングをみんなで~
【皮膚ケア緩和ケア講演会・第6回東大阪プロジェクト(ハイブリッド形式)】
日時:5/8(土)18:00~20:00
定員:会場 100名(東大阪市文化創造館小ホール)
オンライン 300名
対象:どなたさまでも(地域・職種に制限はありません)
話題提供:皮膚ケア・緩和ケア
第一部:18:00から
「皮膚科医が伝えたい!ちょっぴり残念な褥瘡ケア」
札幌皮膚科クリニック 院長 安部正敏 先生
第二部:19:00から
「訪問看護師が伝えたい!ちょっぴりホットな緩和ケア」
かわべクリニック 看護師 川邉綾香 先生
詳細については、以下記事をご参照ください。
https://www.facebook.com/events/776380529952393
◆くわしくは、ここをクリックしてチラシでご確認ください◆
【縁起でもない話をしよう会・第8回東大阪プロジェクト(オンライン)】
日時:6/5(土)18:00~20:00
定員:30名程度
対象:どなたさまでも(地域制限はありません)
<前半>
話題提供:小説家が死を物語にする時
講師:小説家 仁木英之 先生
<後半>
話題提供を受けての語り合いの時間。
5名程度のグループとなり、自由に縁起でもない話をしていただけます。
▼詳細については、以下記事をご参照ください。
https://www.facebook.com/events/2848413692148091
▼お申し込みは下記からでも出来ます
https://88auto.biz/higashiosaka/touroku/entryform9.htm
◆くわしくは、ここをクリックしてチラシでご確認ください◆
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