「いい風土ベースキャンプ」にて講演を行いました
こんにちは。看護師の川邉綾香、院長の川邉正和です。
私たちは東大阪プロジェクト「出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える〜穏やかなエンディングを」の一環として、かわべクリニックでの取り組みに関する講演を行っています。
今回は、開業当初より当クリニックを支えてくださっているスコラ・コンサルト様が主催する「いい風土ベースキャンプ2020」にて講演をさせていただきました。
「いい風土ベースキャンプ2020」は、今年で3回目の開催です。
今回のテーマは、「コロナに負けない企業・組織と挑戦する文化」。
私たちは、「終末期在宅医療の常識へのチャレンジ~コロナ禍においても、その状況を乗越えるのは、自分たちの存在意義を問い直し続けること」と題し、60分もの講演時間をいただきました。
以前から、真の地域包括ケアシステムを形成するためには、医療・介護職だけがその輪に参加している状態は不健全である。
本当の意味での多職種となるには、患者さま・ご家族さまを囲む全ての職種に参加して欲しいと考えていました。
そのような中、今回、非医療・介護職の方々を前に講演させていただくことは、本当にありがたく、うれしい機会となりました。
[参加者の概要]
今回の講演にご参加いただいたのは、以下のような方々です。
・ニューノーマルの働き⽅や働く環境のクオリティに関⼼のある⽅
・⼈事部⾨で組織開発や⼈材育成を推進している⽅
・チームや組織の⼒を⽣かして事業改善をしたい⽅
・個⼈やチームのモチベーション改善に興味がある⽅
・⾃分で考え動く社員や部下を育てるためのヒントを得たい⽅
・⾵⼟改⾰の他社事例に学び、⾃社に⽣かしたい⽅
・改⾰の実践者や同じ思いの仲間と出会いたい⽅
ご参加いただく方は、日常生活では在宅訪問診療には無縁であろう多くの経営者の皆様。
どのような内容であれば、私たちの考えをご理解いただけるのか思案した結果、私たちのクリニックがどのような思いでクリニックを立ち上げ、運営し、そしてどこに向かおうとしているのかを愚直に伝えることにしました。
詳細な内容は割愛させていただきますが、要点としては、
私たちは、開業当初から自分たちの存在する意味を問い直し、終末期の在宅医療の世界を変えていくことを目指していること
看護師中心の医療体制、在宅医療全体の底上げなど、目指す世界実現に向けて愚直に取り組んでいること
そして、コロナ禍においても世の中から求められ思いを一にした仲間が集う唯一無二のクリニックになっているということ
をお話しさせていただきました。
講演の終了後、チャットにいくつかのコメントがあり、拝読いたしました。
いただいたコメントの中から一部をご紹介させていただきます。
フラットな関係のチームと言葉でいうのは簡単ですが、上の立場の人ほど下の人の立場に降りてこなければ(真のトップダウン)実現しませんよね。
上の立場の人の覚悟が必要です。その環境を実現していることに感銘いたします。
マニュアルにかける事実を情報共有することは簡単ですが、そこにある想いやこだわり背景などはなかなか引き継げません。
今企業としても問題に上がる「技術の伝承」も同じですね。
作業方法はマニュアル化出来ても想いは繋げない。そのような想いを繋げることを重要視している行動ですね。
まだ涙が止まらないんです(困)
しかし自分の仕事(育成主体)にも切り口や姿勢について多くの気づきをいただきました。ありがとうございました。
理想的な組織で、うわ~こんなことを現実に実現されているんだと感銘しました。
私も涙が止まりません。
職種に関わらず、こちらの思いは十分に伝わったと感じられ、喜びもひとしおです。
みなさまの熱い思いを感じ、私たちの言葉を理解していただけた講演になったと思います。
これからも東大阪プロジェクト「出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える〜穏やかなエンディングを」の一環として、講演活動を行って参ります。
今回のような機会をいただき、本当にありがとうございました。
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