新人教育で先輩看護師も成長を!
こんにちは。看護師の川邉綾香です。
かわべクリニックでは、訪問看護師の新人教育を積極的に行っています。
※こちらの記事でもご紹介しています「訪問看護師としての新人指導とは」※
新人教育は、難しいことも多々ありますが、新人と共に教える立場の先輩も成長すると言います。
今回は、私たち指導者はどうあるべきかを考えてみたいと思います。
学習する組織に欠かせない
リーダーのコーチング能力を高める方法
(Harvard business Review 2020.7月号より)
新人に成長を求める上で必要なのは、私たち指導者のコーチング能力であるとつくづく実感しています。
指導者は、どうしても「これして」「あれして」と指示を与えてしまいがちです。
でも、必要なのは指示を与えることではなく、適切なサポートやアドバイスによって、新たなエネルギーやイノベーションを引き起こすこと。
しかしそれは、それは簡単なことではありません。
理想は「指揮統制からコーチングへ」。
もちろん、絶対にして欲しいことは指示します。
それは患者さまの不利益になってはいけないからです。
でも、大切なのは、「その理由」をあとから説明すること。
私は、それを心掛けています。
私たちは、知識・経験を伝授する使命があります。
“指示”という形で与えるのではなく、サポートやアドバイスを通してそれらを提供する。
それによって、新人がたえず変化する環境への適応方法を学ぶことを期待しています。
そして、新たな看護観の発見や、豊かな感受性が養われることを期待しています。
(1)答えを与える代わりに問いかけを
(2)部下を評価する代わりに支援を
(3)やるべきことを指示する代わりに成長を促す
(4)相手の洞察力を刺激するような問いかけを発する
その結果として「その人のポテンシャルを引き出し、パフォーマンスを最大化する」ことができるのではないでしょうか。
大切なことは、私自身が人として成長し続けることです。
自分一人が出来たらそれで良いのではない。
私は、自分の持っているものを後世に伝授する必要があります。
そのために必要なことは、指導者としての自分の能力を自覚すること。
これからの私の成長のために、今の私の課題をここに書いておこうと思います。
やがてこれを振り返ったとき、今後の私の成長の証となるようにとの願いを込めて。
【私の今の課題】
「語って押し付ける」のではなく、「尋ねて聞く」。
訪問前、訪問後に新人看護師と振り返りをしています。
その際に、どうしてもこちらが語っしまい、「この方が良くない?」と答えを導いてしまっている傾向にあると感じています。
もう少し、相手に尋ねて聞き、そこから改善点を一緒に見つけ出せたらと思います。
目標は、『新人看護師が自力で問題を解決し、難題に対処できるように後押しすること』
それができる日まで、一緒に成長していきたいと思います!
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