仲間を増やしたい~取材を通して伝えたい想い~
先日のブログで、朝日放送テレビ『キャスト』の密着取材についてお知らせさせていただきました。
今回は、かわべクリニックが今回の取材をお受けした理由について、少しお話させてください。
「人生の最期を自宅で迎えたい」と願う患者さまは、たくさんいらっしゃいます。
しかし現実には、自宅には帰れず、病院で最期を迎える方もいらっしゃいます。
私たちを含め、「緩和ケア」に特化し、本来の意味で24時間365日対応している「在宅支援診療所」であれば、患者さま本人の希望に沿った最期を迎えられるケースは、非常に多くなります。
かわべクリニックが考える理想像は、「看護師を主体としたフラットな在宅緩和ケアチーム(クリニック、訪問看護ステーション、薬剤師、ケアマネージャー、ヘルパーステーション)」を地域で作ること。
そして、超高齢少子化多死時代を迎える中、誠実に対応できる人を育成していくこと。
エンドオブライフ・ケアを広め、死を前にした人に、私たちにできることがあることを伝えること。
このことを常にお話していたところ、朝日放送テレビ『キャスト』から取材の依頼があったのが今年の1月末。
かわべクリニックの在宅訪問診療への取り組みをご理解いただくためには、一度の取材ではなく、月単位で追っていただけるのなら取材をお受けしたい。
生意気にもそうお返事したところ、この小さなクリニックを半年間も取材をしていただくことになりました。
患者さまにも許可を得て、診療の様子も収録していただきました。
定期的に開催している研修会、講演会、エンドオブライフ・ケアの活動の様子などもしっかりと見ていただきました。
最期まで自宅で過ごすためには、病気を診るのではなく、患者さん・ご家族を全人的に診ることが大切となります。
終末期において、どのように対応するのかといったことを常に考え、磨きをかけているクリニックがあるということを、知って欲しい。
その思いが伝わるようなレポートになったと思います。
放送は8月14日(水)(予定)朝日放送『キャスト』(夕方3時50分~7時)です。ぜひご覧ください。
アナウンサーの古川昌希さんは、うす顔の男前ですが、なかなかの熱い心の持ち主でした。
10回ほどの取材の中でいろいろとお話もでき、学ばせていただきました。どのように放送されるのか、とても楽しみです
この放送は、私たちの夢を前に進めるための、大きな一歩になると思います。
私たちの夢、それは「東大阪プロジェクト」!
ターミナルケアのあるべき姿は、「最期は自宅で」の願いを叶え、患者様が最期まで穏やかで過ごせること。
そのためには、医師や看護師、薬剤師、ケアマネージャーやヘルパーなど、関わる人すべてがフラットな立場で医療チームを組み、不安や痛みを可能な限り軽減し、周囲が笑顔を絶やさず支えることが必要になります。
これまでにない新しい取り組み方を実践する医療チームで、ターミナルケアの理想像を追求し、実現したい。
私が師と仰ぐ小澤竹俊先生が開催した「令和元年の夏、横浜でエンドオブライフ・ケアの夢を語る会」のような会を、いずれは東大阪でも開催したい。
そのためには仲間を募り、ここ東大阪の地で夢を語り合い、理想像を追求し、実現したい!
この「東大阪プロジェクト」については、これからも引き続き検討を重ねたいと思っていますので、ご興味のある方はぜひご連絡ください。
かわべクリニックでは、在宅緩和ケアを中心に活動してきました。
この1年間、2018年7月1日から2019年6月30日までの在宅看取りは70人にのぼります。
常勤医師2名、非常勤医師2名体制で24時間365日の診療を行ってきました。
業務拡大に伴い医師を募集します。
■在宅診療医(常勤・非常勤)
かわべクリニックでは、医師と看護師が常に同じ目線に立ち、患者さま一人ひとりにとって、よりよい「最期」を迎えられるようなきめ細かなケアを目指しています。
私たちと一緒に在宅医療の未来を創っていきたいと思っていただける、熱意のある方を募集しています。
今後、独立開業を希望し、当クリニックで経験を積みたい方も受け付けております。
在宅医療に興味を持つ学生・医療者の方々の見学・研修も受け付けております。
もし、かわべクリニックで働いてみたい医師がいらっしゃいましたら、お問合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください
⇒お問合わせフォームはこちら
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